Q17.途中から請求先を設定したいのですが。

 

 

Ans.新しく請求先を設定するための支店用の得意先コードを、新たに設けることをお勧めします。

 

【解説】
これまで利用してきた支店用のコードにそのまま請求先を設定すると、得意先元帳や売掛金残高表にて、その支店コードが出力できなくなり、その時点での残高などが把握できなくなります。

そのため、これまで利用してきた支店用のコードはそのまま残し、新しく請求先を設定する支店コードを別途登録する方法をお勧めします。

 

【処理手順】
例:得意先B(コード0002)の請求先を、得意先A(コード0001)に変更する場合

①[回収]→[入金データ入力(伝票式)]を起動し、変更時点の得意先Bの残高について、以下のような2枚の入金伝票を入力します。

(1)得意先Bの残高消込の伝票

入金日:請求先を変更した日
得意先:0002
種別:その他
金額:請求先を変更した日の残高をプラスで入力

(2)得意先Aの残高を得意先Bの分だけ増やす伝票

入金日:請求先を変更した日
得意先:0001
種別:その他
金額:請求先を変更した日の残高をマイナスで入力

②「前準備」→「得意先マスター(個別式)」にて、これまで利用していた得意先とは別のコード(0003)で、新しい得意先B’を登録します。その際、請求先を0001に設定してください。

 

③これまでの残高は0002で確認し、今後の売上・入金については0003で入力して残高を確認してください。